【韓国 江原道】韓国の伝統行事「テボルム(小正月)」

こんにちは。

毎日、日も長くなり暖かくなってきました。

まだまだ雪がちらつく江原道ですが、春も少しずつ近づいています。

今日は、韓国の行事をひとつご紹介したいと思います!!

日本では、毎年1月15日に各地域で神社で正月飾りやお札を燃やす「どんと祭り」と呼ばれ「小正月」がありますが、韓国にも同じく「小正月」があります。

韓国では、旧暦の1月15日を『小正月=テボルム』と呼び、新年最初の満月の日です。

2016年は、昨日の2月22日がこのテボルムにあたり、この日は1年の安泰と豊作を祈願する日で、ピーナッツやクルミ、アーモンドなどの固い木の実を食べながら、1年の健康を祈ります。

写真出処:春川市公式ブログより


また、1年中良い事がありますようにと祈願する意味で清酒を飲んだりします。

家庭では、もち米や小豆、粟、黒豆など5種類の穀物を混ぜて炊いた「五穀米」と「ナムル(野菜)」などが食卓に並びます。

日本では、この日の朝には小豆粥を食べる家もありますね。

中国から来たこの風習、昔から小豆粥を炊いて、家庭の健康を祈る習わしがあり、日本でも「一年中病気をしないように」と小豆粥を食べる風習が今でも残っているようです。

そしてこの日は、全国各地で田畑に火をつけて、邪気を祓い、家族や親戚が集まり、満月を見ながら今年1年の願い事を祈ります。

昨日は、満月を見ることができなかったものの、江原道の各地域でもテボルム祭りが開催され、火を囲んで皆でテボルムをお祝いしました!!

こちらは昨日の春川市テボルム祭りの様子です。

思い思いに願い事を書いて木に結びつけます。

いよいよ着火!!

韓国の伝統音楽とともに木に火がつけられ、勢いよく燃え上がります。

火が点された木々が、空に向かって勢いよく燃え上がる光景は、

実際に見ると迫力満点!!

 テボルムの行事では、民俗行事や公演、体験行事、テボルムならではの食べ物もあり、日本とはまた違う韓国の風習を楽しむことが出来ました。

皆さんは今年どんなお願い事をしましたか。

2016年も早いものでもう2ヶ月が過ぎようとしています。

日本の皆さんも健康で幸せな1年が過ごせます様に

江原道から願っています。


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